近代
戦後、高度成長時代になって赤外線を熱源とした電気炬燵が1956年に登場し、主流になっている[5]。
過去に販売されていたレモン球式は電熱線自体から可視光線とともに近・遠赤外線を出していた。また、最近の製品でも石英管ヒーターを搭載した安価なモデルは赤い光を出す。これは構造的に裸電球に手をかざすと暖かいのと原理的に似ているが、発熱体のニクロム線が太く赤外線放射に特化しているため電球ほど明るくはない。ヒーター管の形式によっては可視光線を出さないものがある(一部のシーズヒーター管など)。最近の製品は電源を入れても暗いままか、それほど明るくないが出力が同じであってもレモン球など光線をより強く出すほうが暖房の効率が悪い[6]。
また、当初発売されていた電気炬燵は熱源部分が白かった。しかし、当時多くの人が「これで本当に温まるのか?」と疑問視してなかなか購入しようとはせず、売り上げが伸びなかった。そこで企業は熱源部分を赤くして温かさがきちんと伝わる様に見せたものを1960年頃に発売した。そうしたところ売り上げが伸びた。現在は冬場の暖房器具としてだけではなく、夏期にはこたつ布団をはずしちゃぶ台代わりとして通年利用されることが多い。そのため暖房器具ではあるが、通年商品となっている。このように炬燵布団をはずした場合座卓に見える炬燵を電化製品業界では家具調炬燵といい、家具業界では暖卓と呼んでいる。家具調炬燵(暖卓)の普及により、形状の主流は正方形から長方形になりつつある。ごく最近に人気の出てきた一人用のミニコタツなどは正方形である。
現在は大手メーカーは電気炬燵を生産しておらず、中小のメーカーが数多く参入している。
以前は天板の裏がラシャ張りになっており麻雀卓として利用されたが、麻雀人口と正方形の炬燵がともに減少したため、この風俗をみることは稀になっている。